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長野、秘策で苦手石川を攻略し2戦連発の“4番弾”

2015年8月7日6時0分  スポーツ報知

 ◆ヤクルト5―3巨人(6日・神宮)

 逆方向への打球はグングンと加速した。6回1死、坂本の本塁打で同点に追いついた直後。長野は135キロの外角球に踏み込んだ。打球は、右翼席最前列に飛び込む。一時は勝ち越しとなる13号ソロを放った。「コンパクトにスイングしようと思っていました。いい風にも乗ってくれました」。2試合連続の“4番弾”に胸を張った。

 今季ここまで9打数1安打と苦しんでいた石川に対して「勝負手」を打って出た。石川との3打席のみ、普段のアオダモのバットではなく、ホワイトアッシュのバットを使用した。アオダモと比べてしなりは弱いが、打球をはじく感触に優れているという。試合後は「(いつもとバットが違った?)別に…」と多くは語らなかったが、見事に結果を出した。

 最近9試合で本塁打4本と好調をキープ。過去5年間の通算で、8月は打率3割4分7厘とめっぽう強い。さらに、坂本とのアベックアーチは通算10度目だが、2者連続では初。敗戦の中でも、6月7日のソフトバンク戦(東京D)以来となる「サカチョー弾」は、チームに光明をもたらした。

 それでも、チームの連勝は2でストップ。2位・阪神に0・5ゲーム差に詰め寄られ、試合後に笑顔はなかった。「修さん(村田)の調子もいいですし、ここから勝負どころなので、何とか貢献できるようにやっていきたいです」。欲しいのは勝利だけ。頼りになる背番号7が、全開モードに入ってきた。(中村 晃大)


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