2015年6月7日6時0分 スポーツ報知
◆交流戦 巨人２―３ソフトバンク（６日・東京ドーム）
伸びのある球が膝元に決まった。７回２死。宮国は１番・中村晃を内角１４８キロ直球で見逃し三振に打ち取った。この日１軍登録され、２点ビハインドの６回から登板。「久しぶりで緊張しましたが、楽しかった。腕を振って、大胆に投げられました」。２イニングをパーフェクトに抑えた。
今季は開幕ローテ入りを果たせず、短いイニングで躍動感を取り戻す狙いもあり、４月から中継ぎに転向した。「やるしかないと思った。少ない球数で肩を作らないといけない。ファームに中継ぎのスペシャリストの方が多くいたのでいろいろ教えていただきました」。青木や野間口など経験豊富な先輩を見て、準備の方法を必死に勉強した。
４月１７日に今季初めて１軍昇格。中継ぎで５試合無失点も、チーム事情で５月１４日に登録を抹消された。以来、２軍でチーム１７試合中８登板。好調を維持し、「どんな手を使ってでも抑えたい」と強い気持ちで帰ってきた。この日は最遅９６キロのスローカーブとの緩急も抜群。開幕からの連続無失点を１０イニングに伸ばした。（片岡 優帆）